チャージ元となるクレジットカードのポイントに加えて、「さらに1%分のポイントがもらえてお得」と話題のkyash card(キャッシュカード)。
しかし、最大のデメリットが判明しました。
実は、サポート体制が超脆弱なのです。
大事なクレカ、何かあった時にサポート対応してもらわないといけないクレカなのに、これは心配すぎる・・・。
ということで、僕はkyashカードを解約することにしました。
kyash cardを利用中の方、これから利用しようとしている方は、ぜひこのリスクを把握した上でご利用した方が良いと思います。
何があったのかを本記事にまとめますので、ぜひ参考にしてください。
クリックできる目次
kyash cardとは?
Kyash cardは、チャージタイプのクレジットカードです。
利用金額の1%分がポイントとして付与され、そのポイントは次回以降の決済に使用できます。
すごい点は、kyash cardへのチャージに、他のクレジットカードを使えるということ。
つまり、kyash cardにチャージする際に利用したクレジットカードにも、そのカードのポイントが付き、さらに、kyash cardのポイントももらえてしまうという夢のようなクレジットカードなのです。
この仕組みを利用すれば、例えば、
- 楽天カードを使って、kyash cardに1万円分チャージすると、楽天カードの楽天ポイントが100ポイントもらえる。
- kyash cardにチャージされた1万円で1万円分お買い物をすれば、100円分のkyashポイントがもらえる。
ということになるのです。
つまり、お持ちのクレジットカードを単純に使うよりも、kyash cardにいったんチャージしてからkyash cardで決済すれば、ポイントの二重取りができちゃうのです!
ちなみに、楽天カード以外にも、kyash cardには様々なクレジットカードを紐付けてチャージすることが可能です。
これはすごい!
すぐに作らなくては!
ということで、僕もサービス開始と同時にkyash cardを作りました。
ちなみに、僕が作ったのは、「kyash リアルカード」というカードです。
「kyash リアルカード」は、発行手数料900円がかかりますが、実店舗で普通のクレジットカードのように決済利用することができ、利用額の1%分のkyashポイントが付くという優れものなのです。
実際、Kyashリアルカードは素晴らしいカードでした。
本当にポイントがどんどんたまります。
だから、コンビニでの買い物も、Amazonでの買い物も、全てKyashリアルカードで決済するようにしていました。
そう、あの事件が起こるまでは・・・。
ある日突然kyashアプリが使えなくなった
さて、そんなお得な「kyash card」ですが、ある日突然、なぜか「Kyashアプリ」が使えなくなってしまったのです。
これは困りました。
実は、Kyash cardは、スマホのアプリ上で、様々な操作を行う仕様になっているんです。
「Kyashアプリ」は、主に以下の2つの役割を担っています。
- 紐付けたクレジットカードからKyash cardにチャージする。
- たまったKyashポイントをKyash cardにチャージする。
これは、Kyash cardにおいて、肝となる極めて重要な機能です。
というか、せっかく貯まったポイントがチャージに使えないようでは、そもそもKyash cardを利用する意味は全くなくなってしまいます。
kyashカードへの問い合わせはメールのみ
これは大変だっ!
Kyash cardのサポートに問い合わせして、なんとかアプリを使えるようにしてもらわなくてはっ!
そう思い、問い合わせ先を調べてみました。
すると、衝撃の事実が明らかに・・・。
Kyash cardは、上記の写真のように、非常にシンプルなデザイン・・・というか、何も書かれていないデザインになっています。
カードが届いた時は、「いやー、最近のクレジットカードって、何も書かれていないのね! シンプルで素敵だわぁー」なんて、ノンキなことを言ってたのです(笑)
裏面を見てみましょう。
実は、裏面に、名前やクレジットカード番号などが書かれています。
そして、よーく見てみると・・・
あ!
ありました!
右下に小さく「お問い合わせ先」の文字がっ!
でも、ちょっと待てよ・・・?
お問い合わせ先:cs@kyash.co
むむ?
問い合わせはメールのみなのか!?
まあ、これもイマドキなんですかね。
とりあえずメールで問い合わせてみました。
問い合わせの回答に1週間以上かかる!?
Kyashにメールで問い合わせたところ、上記のような自動返信メールが返ってきました。
内容を読んで、衝撃を受けました。
お問い合わせいただき誠にありがとうございます。
出典:Kyash問い合わせからの自動返信メール
いただいたお問い合わせ内容を確認し、順次対応いたします。
現在、非常に多くのお問い合わせをいただいており回答まで1週間以上お待ちいただく場合がございます。
内容によりましては、調査および回答にお時間を要する場合がございますこと、あらかじめご了承くださいませ。
ちょっと、注目してください。
「回答まで1週間以上お待ちいただく場合がございます。」
お、おい!
クレジットカード会社なのに、問い合わせの回答に1週間以上かかるって、どんな体制でサポートしてんだよ!
まあ、最悪、今回の僕の事例はアプリが使えてないだけだから軽症だけど、これがもし、カード紛失とか不正利用に関する問い合わせだったら、どうするの!?
ちなみに、本記事を執筆している本日現在、問い合わせしてから1週間以上が経過しております。
本当に何の回答も来ません(笑)。
クレジットカードにおけるサポート体制の重要性
今回の1件を受けて、改めて思いました。
クレジットカードは、サポート体制がしっかりしている物を使うべし!
サポート体制がしっかりしているかどうかの判別方法として、最低限、電話によるサポート体制があること。
これは必須だと思います。
っていうか、そんな最低限のサポートもないようなクレジットカードに初めて出逢ったので、うっかり油断してしまいました(笑)。
Kyash cardのシステムって大丈夫なの?
ところで、そもそも、なんで急にKyashアプリが使えなくなってしまったのでしょうか?
いまだにサポートからの回答がないので原因は分からないのですが(笑)、これも恐ろしいポイントの1つです。
最近、ドコモ口座やsbi証券の1件など、不正出金の事件が相次いでいますよね?
Kyash cardも、格好の標的だと思うんです。
不正侵入できれば、紐づけたクレジットカードから芋づる式に決済できてしまう訳ですから・・・。
そんな重要な決済システムにもかかわらず、ある日突然アプリが使えなくなっているような状況では、セキュリティ面の対応もとても心配です。
しかも、万が一、不正利用のような事態が起こった場合には、平常時で回答に1週間かかるサポート体制なのですから、いつ回答が来るか分からないような混乱状態になることでしょう。
とてもじゃないですが、そんなクレジットカードに、自分の大切なクレジットカードを紐づけるのは危険と判断いたしました。
Kyashカードは解約することにしました
というわけで、Kyashカードは解約することにしました。
ちなみに、その解約手続きって、どうやるんですかね?
これもまたメールから問い合わせて、1週間以上かかるんですかね?
まあ、おそらく、いま問い合わせている件の回答がしばらくして来て、それに対する再度の問い合わせをして、その回答がまた1週間以上たってから来て・・・、というやりとりをしてからの解約になるので、実際に解約できるのは2〜3ヶ月後くらいですかね(笑)。
最後に
本記事では、Kyash card様のサービスに関し、かなり批判的な内容を記述いたしました。
もしKyash cardの関係者様がお読みになり、内容に関する誤りなどを発見されましたら、ご連絡いただければ修正対応などいたします。
なお、当方では、問い合わせフォームからのご連絡に対するメール回答のみの対応とさせていただいております。
あ、それと、
回答には1週間以上かかる場合がございますので、あらかじめご了承くださいませ。